2014年5月14日水曜日

「スター」(star)と「有名人」(celebrity)の違い

筆者が以前、デヴィッド・ルヴォーさんと少しお話ししたとき、
「スター」(star)と「有名人」(celebrity)の違いについて、お話ししてくださいました。

今年4月に、オーランド・ブルームさんの「ハリウッド名声の歩道」(ウォーク・オブ・フェイム)殿堂入りの式典があり、そこでルヴォーさんは「スターとは何か」というスピーチをしたそうです。

オーランド・ブルームさんは、昨年、ルヴォーさんの演出作品『ロミオとジュリエット』でブロードウェイ デビューを飾りました。
彼はルヴォーさんに是非とも式典でスピーチしてほしいと熱望したそうです。

式典のスピーチの動画をYouTubeで見つけたので、スピーチの一部書き起こします。
(※誤りがあるかもしれません)



"What a true star actually is, as opposed to a celebrity, that is to say that obviously we're always interested to see a celebrity, but in my mind a true star is someone who pulls off the magic feat of being a stranger who we are always glad to see. Somebody in whose presence we feel our lives get a little bit larger, a little bit more full of hope, and a lot braver."

Orlando Bloom Honored With Star On The Hollywood Walk Of Fame  9:30〜

「真のスター」とは、「私たちにいつでも"会えて嬉しい"と感じさせる他人でいる、という魔法のような技をなし得る人」とのこと。

「その人の存在で、私たちの生活が少し大きくなって、少し希望に満ちて、すごく勇敢になれる」

そんな人だとか。

ただ「有名である」こととは全く違うんだそうです。

このお話を聞いたとき、
「『昔の日々』ってキャストもスタッフもスター揃い!」
と感じました。

英語で、始めて誰かに会ったとき、
「お会いできてうれしいです」「はじめまして」と言った意味で
"Nice to meet you."と言う、と中学校で習いましたが、

それだけでは足りない、
なんだか"I feel privileged to meet you"とまで言いたくなる、
*feel privileged to ~を手にできて恵まれていると感じる、~する幸運に浴する、~する特権が与えられてる

そんな人ばかりなのです。

是非とも多くの人に、
生の舞台で「真のスター」の「魔法のような技」、
体感して頂きたいと思います。

日生劇場と梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでお待ちしてます。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)