演出部の皆さんが、来週以降の稽古のため、稽古場をセッティングしてくださっています。
昨日の稽古の最後に、ルヴォーさんがされたお話を紹介します。
才能ある役者さんがしてしまうには「もったいないこと」、
それは、
"take refuge in a particular pattern"(特定のパターンに逃げ込む)こと。
*take refuge in... 〜に逃げ込む、避難する
つまり、役者は"mechanical pattern"(機械的なパターン)に陥ってはいけない、と。
自動的に動きが出てくるよう「練習」するのではなく、
その人を「生きる」ために「稽古」するのだそうです。
芝居がパターン化してしまってはいけない。
だから、演劇って、
「練習」(practice)するのではなく、
「稽古」(rehearsal)するのですね。
こういった話、ルヴォーさんによる
6月7日(土)17時公演終演後のアフタートークショーや、
6月8日(日)13時公演終演後のワークショップ(詳細はこちら)で
直接聞けるかも知れませんよ!
舞台って生もの。
役者さんたちが、毎公演その人物を生きている。
そして、観客にとっては、そのときに肌で感じた感覚は、
二度と味わうことはできない。
でも、その感覚は、鮮烈に蘇る「記憶」として、ずっと私たちの中に生き続けます。
これこそ、『昔の日々』のテーマの一つかもしれません。
舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)