2014年5月31日土曜日

これぞ"direction"

本日稽古場最終日!

あっという間の稽古期間。
本日の通しを見て、ルヴォーさんご自身も何か心動かされるものがあったようです…!


©星野洋介

これから劇場入りし、あの世界を舞台上で見れるかと思うと、
楽しみで仕方がありません。

ラストシーン…聞いただけで息を呑む衝撃の演出!
これは台本を読むだけでは分かりません…!

一つ一つシーンの細部のこだわり観客の印象を全て左右する。

だからこそ今日も多くのスタッフが、必死に作業してくださっています。
ルヴォーさんが指し示す方向("direction")に向かって。

これぞ演出("direction")ですね。

本当にシンプル。だから、より一層鮮烈な舞台。
是非「体感」しに来てください!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月30日金曜日

どうやらこのブログが気になるらしい...ルヴォーさん

やたらとブログを気にするルヴォーさん

~先日~

ルヴォーさん「ブログやってるって言ってたけど、どれぐらいフォロワーいるの?」

制作スタッフ「えーと、正確には計れないです。」

ルヴォーさん「でも、どれぐらい?」

制作スタッフ「多分3人ぐらいです。薛さんと、あとうちの会社の人2人ぐらい。」

ルヴォーさん「何書いてるの?」

制作スタッフ「ルヴォーさんに関するゴシップです。」

ルヴォーさん「え!」


~本日~

ルヴォーさん「ブログ、フォロワーどれぐらい?」

制作スタッフ「えーと、わからないです。」

ルヴォーさん「僕のツイッター載ってる?」

制作スタッフ「?いや、載ってません。」

ルヴォーさん「僕のツイッター載せていいよ」


ということで...
ルヴォーさんのツイートをご紹介。
先日観劇された『レディ・ベス』の感想ツイート

ルヴォーさんの素敵な写真ツイート

実は!!!
本公演のプログラム(パンフレット)には
ルヴォーさんが撮影された稽古場写真
掲載されます!!

そう、つまりは、
ルヴォーさんの「視点」からの稽古場が見られるのです!

その他、プログラムは盛りだくさんの内容...
詳細は後日!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

【演劇ファン必見!】『昔の日々』演出家 デヴィッド・ルヴォーによる 公開ワークショップ 参加者決定!

『昔の日々』演出家 デヴィッド・ルヴォーによる
公開ワークショップ 参加者決定!


デヴィッド・ルヴォーによるワークショップ参加者はこの4名!

太田緑ロランス (おおたみどりろらんす)
矢崎 広 (やざきひろし)
瀬戸さおり(せとさおり)
入野自由(いりのみゆ)

6月8日(日)13時公演をご観劇のお客様全員
このワークショップをご観覧できます!
(所用時間は約1時間)

シーンスタディ(台本を使用し、シーンを演じて、演出指導を受けるスタイル)とエクササイズ(台本を使用せず独特の動きと即興で役者の体と心を開いていくスタイル)がありますが、今回はエクササイズ型のワークショップ。

6月8日(日)13時公演をご観劇頂ければ
デヴィッド・ルヴォーさんが、どう役者と向き合うのか
「覗き見」することが出来ますよ!

演劇ファンには必見のワークショップです!

参加俳優からコメントが届きました♪

太田緑ロランスさん

<コメント>
デヴィッドは、いつか本当にご一緒したい演出家です。 今回は短いワークショップですが、その中で何が発見できるか、私自身楽しみです。

矢崎広さん

<コメント>
このような機会に出会えてとても幸せです。 これからの俳優人生の貴重なヒントをしっかり肌で感じるためにも、臆せずアグレッシブにルヴォー氏のワークショップを楽しみたいと思います。

瀬戸さおりさん

<コメント>
以前ルヴォー氏のワークショップを見学させて頂いたことがありましたが、 今回直接指導を受けられるチャンスを頂き、本当に光栄に思います。 お芝居できることが心から嬉しいです。頑張りますので、宜しくお願い致します。

入野自由さん

<コメント>
世界的に活躍されているデヴィッド・ルヴォー氏のワークショップに参加出来ること を心から嬉しく思います。 今回の「公開ワークショップ」は僕にとって初めての経験 です。自分でも感じたことの無い感覚、表現がこの場で生まれる。そう確信しています。全身全霊でこのワークショップに挑みたいと思います!


当初男女1名ずつ参加者を予定しておりましたが、
多数ご応募頂き、演出家と相談の上、上記4名の俳優さんにご参加頂くこととなりました。 
たくさんのご応募ありがとうございました。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月29日木曜日

愛とは「捉え難い」(elusive)もの

如何に「愛」とは「捉え難い」ものか("How elusive love is")

あるシーンを表現するのにルヴォーさんが使った言葉です。
これがこの作品のテーマの一つでもあるよう。

ディーリィケイトアンナ

彼らの間には、いったいどんな「愛」があるのでしょう。
これは、おそらく劇場で「体感」しなければわかりません。


©星野洋介

ピンターの戯曲って「難解」といったイメージがありますが、

筆者が言える事はただ一つ:
そんなことはないです

こんなにも感性に訴えかける戯曲って
なかなかないです。

本で読むのではなく、
実際に演じられたものを「体感」しないと、味わえない。

こんなにも「演劇」のために書かれた芝居ってあるでしょうか?

そして、素晴らしい演出でないと味わえません!

ルヴォーさんの演出プランの全貌は、
それはもう、聞いているだけで、ゾクゾクするほど!

こんな奇跡が日本で実現。

劇場で観るのが待ちきれない。
ただただ、そんな気持ちにさせられます。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

おけぴ管理人の感激観劇レポートに『昔の日々』稽古場レポートがアップされました!
■2014/05/20 ハロルド・ピンター×デヴィッド・ルヴォー『昔の日々』稽古場レポート
 http://okepi.net/kangeki/archives/16992

『昔の日々』げきぴあの特別連載がスタートしております!
■VOL.1 翻訳・谷賢一さん コメント
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol1.html
■VOL.2 演出家アシスタント・薛珠麗さん コメント
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol2.html
■VOL.3 麻実れいさん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol3.html
■VOL.4 堀部圭亮さん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol4.html
■VOL.5 若村麻由美さん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol5.html

2014年5月28日水曜日

演劇とは「媒体」(media)

筆者がルヴォーさんとお話しして、印象的だったこと。
それは、ルヴォーさん曰く、
演劇とは「メディア」であるべき、と。

人と人をつなぐ「媒体」。

ルヴォーさんの根底には非常に強い思いがあって、
社会を変える手段として「演劇」を見ているのだ。

そう思いました。

『ルドルフ ザ・ラスト・キス』で演出を受けた
井上芳雄さん
「ルヴォーは演劇で世界を変えられることを教えてくれました。 その思いを持って、僕は今も舞台に立っています。」
と仰っていた通り。
©星野洋介

ルヴォーさんの作品の根底には
まっすぐで曲がらない思いがある。

ルヴォーさんの稽古場、そして、
そこから生まれる芝居は、
役者だけでなく、明日への「希望」(hope)を抱かせてくれるのです。

だからこそ、人を惹き付けて止まないのでしょう。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

おけぴ管理人の感激観劇レポートに『昔の日々』稽古場レポートがアップされました!
■2014/05/20 ハロルド・ピンター×デヴィッド・ルヴォー『昔の日々』稽古場レポート
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■VOL.1 翻訳・谷賢一さん コメント
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol1.html
■VOL.2 演出家アシスタント・薛珠麗さん コメント
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■VOL.3 麻実れいさん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol3.html
■VOL.4 堀部圭亮さん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol4.html
■VOL.5 若村麻由美さん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol5.html

2014年5月27日火曜日

「親密さ」(intimacy)

通し稽古。

ルヴォーさんの真剣な眼差し。
鉛筆を握り、白い紙に何やら沢山のメモを。


©星野洋介
稽古場でのルヴォーさん。
「セクシーで危険な戯曲」
『昔の日々』とはどんな戯曲か?という質問に、まずこう答えるルヴォーさん。

あるシーンでは、登場人物の間の
「親密さ」(intimacy)を表現するのに、
細かく演出を加えて行かれます。

表面的で浅薄な過激さではないからこそ、よりセクシーなのです。

静けさの中にある凄烈さ。

これは劇場でしか「体感」できません。
これこそ演劇の魅力だと思います。

おけぴ管理人の感激観劇レポートに『昔の日々』稽古場レポートがアップされました!

■2014/05/20 ハロルド・ピンター×デヴィッド・ルヴォー『昔の日々』稽古場レポート
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■VOL.2 演出家アシスタント・薛珠麗さん コメント
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■VOL.3 麻実れいさん インタビュー
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■VOL.4 堀部圭亮さん インタビュー
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舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月26日月曜日

「記憶」(memory)と「欲望」(desire)

演出部さんたちが残って作業中。

こうして作業して下さる方々がいるからこそ、舞台は成り立つのです!

写真は稽古用小道具

言葉では伝わらないぐらい濃密な稽古になってきています。

以前にも少し触れたのですが、
『昔の日々』(Old Times)というタイトルで
テーマが「記憶」(memory)と聞くと、
なんだか叙情的(lyrical)のような感じがします。

ただルヴォーさん曰く、
ハロルド・ピンターがこの作品描く
「記憶」とは「過去」のことではなく、鮮烈な情景として浮かぶ「現在」なのだそう。

「記憶」(memory)と「欲望」(desire)についての最も優れた作品。

その意味がだんだん稽古を見ていて分ってきました。

ルヴォーさんといえば!という色に染まった舞台、ご期待ください。


『昔の日々』げきぴあの特別連載がスタートしております!

■VOL.1 翻訳・谷賢一さん コメント
http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol1.html

■VOL.2 演出家アシスタント・薛珠麗さん コメント
http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol2.html


舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月25日日曜日

演劇で好きなもの全て(everything we love in the theatre)

稽古休み明けの昨日から、
より綿密に一幕冒頭から演出されているルヴォーさん。

より細かい指導が入り、非常に緊張感がある稽古場です。
その稽古に見入る超一流の美術、照明、音響、衣装デザイナーさんたち。

Conversations with Pinter
 
劇中歌のシーンを見ながら、冗談まじりに
"It's like a musical!"(ミュージカルみたいだね!)と仰るルヴォーさん。

そして、微笑みながら、この芝居は、
"mini collection of everything we love in the theatre!"
(私たちが演劇で好きなものが、小さい中に全部詰まってる!)と。

ふざけながら仰っていた言葉ですが、
実は本当にそのとおり、

この三人舞台に、
一流の台本、演出、翻訳、演技、美術、照明、音響、衣装、ヘアメイク...
全てが詰まっているのです。

凝縮され、濃密に。

演劇ファンには絶対に見逃せない舞台になること間違いなしです。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月24日土曜日

「間」(pause)の破壊力

稽古をしていて、
ルヴォーさんは、ずっと台本を持っていらっしゃるわけではないのですが、

「ん?いまそこに”間”(pause)がなかった?」

とすぐに台本の細部にお気づきになります。

台本をそれだけ読み込んでいらっしゃるのからなのか、
ルヴォーさんの体に染みついているからでしょうか、
瞬時にお気づきになるのです。

それもそのはず、
ピンター戯曲には、この「間」(pause)がものすごく重要なのです。

その「間」には、張りつめた空気感が漂い、
それは、相手を破壊するかのように作用するのです。

その「間」があるかないかで、そのシーンのスリリングさを左右します。

考えてみると、日常の会話の中でも、
「間」って、非常にいろんな意味合いを持っていませんか?

ピンターはこの短い戯曲の中で、
人間の生態をすごく面白く描いているのです。

「ハロルド・ピンターの戯曲」って聞くと、
非常に小難しく聞こえますが、そんなことはない、
「ピンターってなんて面白いんだろう!」と
稽古を通じて感じます。

言葉で説明できないのが悔しいぐらい、
この舞台を皆さんに「感じて」ほしいと思います。


~稽古後の一枚~

デヴィッド・ルヴォーさん、実は趣味はカメラ!
ルヴォーさんが見ている世界、いずれ皆さんにお見せできるかもしれません…お楽しみに!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月22日木曜日

「繰り返し」(repetition)

ルヴォーさんが本読みで仰っていたこと。

ピンター作品には「繰り返し」(repetition)が多いそうです。

英語ってあまり「繰り返し」を好まない言語、
っていう印象があったのですが、ピンターは逆。

それが「英語という言語を変えた」といわれる所以かもしれません。
Harold Pinter
同じ言葉を繰り返すことには
様々な効果があることが、次第に見え始めてきました。

たとえば昨日は稽古の中では、
"use her words against her"
(彼女の言葉を彼女に「対して」「逆らって」使う)
とルヴォーさん仰っていました。

同じ言葉を使うことで、攻撃にもなるのですね。



昨日の稽古終わり。

ルヴォーさん「hope(望み)を持ちましょう」

皆さん   「はい...」

ルヴォーさん「のぞみ!こだま!」

皆さん   「(苦笑)」

そこから深い話に。

ルヴォーさん「【のぞみ】が【ひかり】より速いって聞いたとき、この国の文化は素晴らしいな("brilliant!")って思いました」

ルヴォーさんならではの視点!

ルヴォーさん曰く「稽古はこれからが本番」という時期に入って行きます。
稽古を見ているだけで楽しいです。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月21日水曜日

麻実れいさんは、オクトパス。

~某日~

ルヴォーさん「麻実れいさんは、オクトパスだね。」

制作スタッフ「オクトパス...?」
*octopus(オクトパス)...タコ(蛸)

ルヴォーさん「タコ。」

制作スタッフ「???」

ルヴォーさん「ターコさん。ターコ、タコ、オクトパス。」
*ターコさん...麻実れいさんの愛称

高度すぎる!!!!!!!!

日本語ネイティブの
想像を遥かに超えた高度すぎるジョーク!!!!!!!!

~今日の稽古後終了後~

制作スタッフ「これなんだか分かりますか?」
ルヴォーさん「?」


制作スタッフ「オクトパスさんの昔の日々です。」



ルヴォーさん「??」


制作スタッフ「これレット・バトラーなんです。」

ルヴォーさん「あーー!宝塚の!アメージング!」

制作スタッフ「一つ差し上げます。」

梅田芸術劇場の宝塚歌劇公演名物キューピーを
演劇界の巨匠に差し上げることができ、
光栄でございます。


舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月20日火曜日

色々な彼女(She)

英語の三人称の"She"(彼女)。

原文では同じ"She"なのですが、訳し方によって、日本語では大きく印象が変わる言葉です。

ハロルド・ピンターの意図を読み解かれた上で、
日本語の翻訳では色々な訳語がついています。

演出家アシスタントの薛さんが"She"のそれぞれ訳語を
ルヴォーさんにご説明。

その解説を聞いた後に、ルヴォーさんが一言。

(日本語で)「日本語むずかしいですね〜」

(たまに凄く流暢な日本語を話されるので、実は日本語が全部聞き取れているのではないかと疑ってしまう程...!)

日本ではあまり一般的ではないピンターですが、

英語の"Pinteresque"(ˌpɪntərˈɛsk、ピンタレスク)として形容詞化され、
単語が辞書に載るぐらい「英語」という言語を変えた革命的な存在なんだそうです。


Harold Pinter (Writers Lives)
英語圏では「ハロルド・ピンター」について書かれた著書が多数存在します。

"
Pinteresque"(ピンタレスク)を日本語訳すると、
「ピンターっぽい」、「ピンター風」。

ルヴォーさん曰く
ピンター劇をピンター風にやったらダメ!」とのことなんです。
確かに、「ピンターっぽい劇」とか「ピンター風の劇」だったら、
本物のピンター劇をお見せしていることにはなりません。

毎日、非常に知的探究心がそそられる現場です。

今日の稽古場は、ルヴォーさん曰く、
「一日分のピンターはやりきりました!」
ということで、
少し早めに終了となりました。

本番に至るまでの「稽古」とは凄い「道のり」なのだなぁ、と実感しました!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月19日月曜日

「直感」(intuition)こそ全て

ルヴォーさんが役者さんをお褒めになるときに、お使いになる言葉。

直感」(intuition)

ルヴォーさんは素晴らしい役者さんを表現するとき、
日本語で「直感がいい」と仰るんです。
(その後に"has a good intuition"と英語で言い直されます)

あの人は直感がいいね

最高の褒め言葉のようです。

若村麻由美さん、麻実れいさんは
過去の演出作品で、その「直感」力を実証済み。
そして、今回ルヴォー作品初参加の堀部圭亮さんも
ものすごい「直感」をお持ちのようで、
ルヴォーさんは今回このお三方が揃って、とても嬉しいとのこと。

今日から稽古場は、実際の舞台に近いものに。
稽古場に張り出し舞台が登場!
少し傾斜がある八百屋舞台になっております。

これから稽古もどんどん深みが出て行くことでしょう!
益々実際の舞台が楽しみです。

『昔の日々』PR映像


舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月18日日曜日

「練習」(practice)ではなく 「稽古」(rehearsal)

稽古一週間目が終わりました。今日は稽古休みですが、稽古場仕込み。

演出部の皆さんが、来週以降の稽古のため、稽古場をセッティングしてくださっています。

昨日の稽古の最後に、ルヴォーさんがされたお話を紹介します。

才能ある役者さんがしてしまうには「もったいないこと」、

それは、
"take refuge in a particular pattern"(特定のパターンに逃げ込む)こと。
*take refuge in...  〜に逃げ込む、避難する

つまり、役者は"mechanical pattern"(機械的なパターン)に陥ってはいけない、と。

自動的に動きが出てくるよう「練習」するのではなく、
その人を「生きる」ために「稽古」するのだそうです。

芝居がパターン化してしまってはいけない。

だから、演劇って、
「練習」(practice)するのではなく、
「稽古」(rehearsal)するのですね。

こういった話、ルヴォーさんによる
6月7日(土)17時公演終演後のアフタートークショーや、
6月8日(日)13時公演終演後のワークショップ詳細はこちら
直接聞けるかも知れませんよ!

舞台って生もの。
役者さんたちが、毎公演その人物を生きている。

そして、観客にとっては、そのときに肌で感じた感覚は、
二度と味わうことはできない。

でも、その感覚は、鮮烈に蘇る「記憶」として、ずっと私たちの中に生き続けます。

これこそ、『昔の日々』のテーマの一つかもしれません。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月17日土曜日

美しい三重奏(trio)

ルヴォーさんは以前、『昔の日々』について

「『昔の日々』は女性2人と男性1人、という3つの声のために書かれた壮麗な室内楽のような作品です。」
Old Times is like a magnificent piece of chamber music, scored for three distinct voices - two women, one man.

と仰っていました。

そして、ルヴォーさん曰く
この作品は「三重奏(trio)」のようにならなければいけないらしいです。

Old Times

確かに、稽古を見ていて、良い音楽を聴いているかのような感覚に襲われました。

芝居の中の台詞に「芸術」(The arts)という言葉が出てきたとき、
ふと思ったのですが、

ルヴォーさんの演出には、
芸術のどの分野にも共通する...
分野横断的なダイナミックさ、というべきでしょうか、

そんなものを感じます。

普段演劇を観る習慣がない人にも、是非体感して頂きたい舞台です。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月16日金曜日

劇中歌、それは宣戦布告なき戦争

"undeclared war"(宣戦布告なき戦争)。

劇中歌のシーンを表現するのに、ルヴォーさんが使用された言葉です。

三人の密室劇ですが、「戦争」と言ってもいいぐらい、
支配欲が渦巻く、残酷な世界。

でも、このシーンの面白いところは、
ルヴォーさん曰く"Undeclared war that becomes like a love story"な
(宣戦布告なき戦争がラブストーリーのように変化する!)
ところだとか。

劇中歌は複数曲あるのですが、竜真知子さんに訳詞をしていただきました!
(ルヴォー作品では、『ルドルフ ザ・ラスト・キス』の翻訳・訳詞を担当されていました)
どんな日本語の歌詞がついているかお楽しみに!
Sinatra: the Best of the Best
あの曲に素敵な日本語の歌詞が♪

生でしか味わえないのが舞台の醍醐味。

『昔の日々』、見逃したら後悔すること間違いないです。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

日生劇場とシアター・ドラマシティがルヴォー仕様に!?

ハロルド・ピンター。 三人の密室劇。

日生劇場。 
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ。

「ん?劇場が大きすぎない?」と思われた方、多いのではないでしょうか。

Old Times (Pinter, Harold)


実はそれこそ、是非とも「感じて」頂きたいポイントです。

ルヴォーさんは、お客様が日生劇場の客席に入った瞬間
「わっ!」って思ってほしいのだとか。

是非とも、今まで見たことないような日生劇場を体感していただきたいです!

『昔の日々』のダイナミックさを出すため、舞台は「張り出し舞台」になります。
美術、照明、音響、衣装、ヘアメイク...
全てにおいて、こだわり抜かれた舞台です。

ルヴォーさん曰く、この芝居は"modern Noh play"(モダンな能)

そう、お能です。日本の伝統芸能の!
モダンな能!

ノーベル文学賞受賞の英国人作家ハロルド・ピンターの芝居がお能のようだとは、ルヴォーさんならではの視点です。

これを意識した舞台の作りになる予定です。

そして、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでの公演も
同様に張り出し舞台となります!

私たちの劇場、いわばホームグラウンドで、
大阪の皆さんに「デヴィッド・ルヴォー芝居」という稀有な演劇体験をしていただけることは、
制作スタッフ一同にとって大きな喜びです。

東京公演、大阪公演、二つの劇場どちらも凄くなりそうです!ご期待ください!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

『ナイン』と『昔の日々』

スリリングセクシー

『昔の日々』は、ルヴォーさん曰く、
「ハロルド・ピンターの作品の中で最もセクシーな戯曲。
『背信』(“Betrayal”)よりセクシーかもしれない」そうです。


Betrayal (Pinter, Harold)


ブロードウェイで、ミュージカル『ナイン』(『NINE THE MUSICAL』)を演出したとき、
主人公グイドを演じたアントニオ・バンデラスから電話があり、
「彼(主人公 グイド)を取り巻く女性たちって、いわば皆で秘密を共有しているようなものだよね」と言われ、
「その通りだよ!」と答えたことがあるそうなんです。


Nine: The Musical (Piano Series)

『昔の日々』は、『ナイン』のこのテーマを凝縮したようなもの、だとか。

女性には、核となる秘密の部屋があり、それは男性には絶対開けられない。
男性には絶対にたどりつけない部分がある。

そんな芝居なのです!


舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月15日木曜日

外国人演出家が演出する日本語の芝居

外国人演出家が日本語の芝居を演出する...って
どう進めて行くのだろう?と
疑問をもたれている方も多いのではないかと思います。

制作側でする準備としては、
日本語の台本(上演台本)と英語台本(原文)
両方とも全ての台詞に番号をふっておくことが多いです。

すると、演出家の方で「一幕の何番から!」という進行が出来ます。

今回も、両方の台本の台詞に番号をふってます。
日本語台本

ルヴォーさんは英語の台本を手にし、
当然ながら、役者さんは日本語の台本を持って、
一つ一つの台詞を確認しながら、稽古をして行きます。

英語だと一つの単語が多くの意味をもつことが多いので、
ある台詞が、実は深い意味を持っていたり。

稽古では、日本語でも同様の深みを出すよう、試行錯誤の連続です。

特に、ルヴォーさんは、日本語の「音」を大切にされ、
日本語の台詞の細部にまで、非常に拘られます。
(そして、実はかなり日本語が聞き取れるようです!)

外国の劇だからよくわからない」だとか
きっと良い物なのだけど、高尚すぎて理解できない
といった風にお客様が感じてしまう芝居にはしない
とルヴォーさんは言い切っておられました!

これが世界中の演劇ファンを虜にするデヴィッド・ルヴォーさんの凄さですね!

生の舞台でしか感じることができない、非常に美しく、不穏な世界を
皆様にお届けできると確信しています。
ご期待ください!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月14日水曜日

全てがcritical

世界中の名優を虜にする「ルヴォー演出」の現場。


細かい動き一つ一つに指示を出されるルヴォーさん

ルヴォーさん曰く、一つ一つ動き・瞬間が全てを左右する、とのこと。

例えば、ある登場人物が歩くシーンがあるのですが、
その短い歩きが、その人物にとっては"journey"(旅,行路,遍歴)なんだそうです。

「左右する」という意味で、ルヴォーさんは"critical"という言葉を使われていました。

研究社 新英和中辞典によると
"critical"とは、
1 (生死を分けるような)危機の,きわどい,危ない; 〈病状が〉峠にある,危篤の.
2 決定的な,重大な; 重要な.

確かに、台本の中の何気ない会話が、全てを決定するぐらいの力を持っています。
そして、非常に緊迫しているのです。

ルヴォーさんは"tension"という言葉を良くお使いになります。
音だけで聞くと日本語の「テンション」と同じかと思ってしまいますが、
辞書を引くと、「緊張、伸張」という意味。

演出家アシスタントの薛さん曰く、カタカナの「テンション」とは異なり、
「緊迫関係、緊張関係」と言った意味なんだそう。

それを聞いてから稽古を見ると、一つ一つの台詞、視線、動きに役者さん同士の
"tension"をひしひしと感じることができます。

まだ稽古が始まったばかりで、この緊張感!
劇場で見たらどうなるのか、今から非常に楽しみです。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい 
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日) 

「スター」(star)と「有名人」(celebrity)の違い

筆者が以前、デヴィッド・ルヴォーさんと少しお話ししたとき、
「スター」(star)と「有名人」(celebrity)の違いについて、お話ししてくださいました。

今年4月に、オーランド・ブルームさんの「ハリウッド名声の歩道」(ウォーク・オブ・フェイム)殿堂入りの式典があり、そこでルヴォーさんは「スターとは何か」というスピーチをしたそうです。

オーランド・ブルームさんは、昨年、ルヴォーさんの演出作品『ロミオとジュリエット』でブロードウェイ デビューを飾りました。
彼はルヴォーさんに是非とも式典でスピーチしてほしいと熱望したそうです。

式典のスピーチの動画をYouTubeで見つけたので、スピーチの一部書き起こします。
(※誤りがあるかもしれません)



"What a true star actually is, as opposed to a celebrity, that is to say that obviously we're always interested to see a celebrity, but in my mind a true star is someone who pulls off the magic feat of being a stranger who we are always glad to see. Somebody in whose presence we feel our lives get a little bit larger, a little bit more full of hope, and a lot braver."

Orlando Bloom Honored With Star On The Hollywood Walk Of Fame  9:30〜

「真のスター」とは、「私たちにいつでも"会えて嬉しい"と感じさせる他人でいる、という魔法のような技をなし得る人」とのこと。

「その人の存在で、私たちの生活が少し大きくなって、少し希望に満ちて、すごく勇敢になれる」

そんな人だとか。

ただ「有名である」こととは全く違うんだそうです。

このお話を聞いたとき、
「『昔の日々』ってキャストもスタッフもスター揃い!」
と感じました。

英語で、始めて誰かに会ったとき、
「お会いできてうれしいです」「はじめまして」と言った意味で
"Nice to meet you."と言う、と中学校で習いましたが、

それだけでは足りない、
なんだか"I feel privileged to meet you"とまで言いたくなる、
*feel privileged to ~を手にできて恵まれていると感じる、~する幸運に浴する、~する特権が与えられてる

そんな人ばかりなのです。

是非とも多くの人に、
生の舞台で「真のスター」の「魔法のような技」、
体感して頂きたいと思います。

日生劇場と梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでお待ちしてます。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月13日火曜日

立ち稽古

立ち稽古が直ぐに始まるルヴォーさんの現場。

台本の世界が目の前で徐々に広がって行きます。

ルヴォーさん曰く、
ハロルド・ピンターが書く台詞は、
感情の吐露ではなく、常に能動的(active)に相手に作用するものなんだとか。


ハロルド・ピンターの本は
誰かが質問しているシーンで始まるものが多いそうです。


言葉とは、
"transmit"(送り届ける、伝える、告げる)ものではなく、
"It's like...to challenge another person!"
(「相手に挑むようなものなんだ!」)とのこと。

詩的(poetic)、叙情的(lyrical)ではなく
官能的で(sexy)
危険な(dangerous)舞台になっていくようです。

ご期待ください!!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月12日月曜日

稽古が始まりました!

日生劇場、そして、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで、
デヴィッド・ルヴォーさんの世界観を実現すべく一流のスタッフが集結した本公演。

スタッフとの打合せでは、
「クレイジーなアイディアなんだけど」
と前置きしながら、非常に細部にまで拘られるルヴォーさん。

そのお話に、トップレベルのクリエーターが
真摯に耳を傾け、その思いを具現化するため、議論を重ねています。

演劇とは、本当に「総合芸術」だと感じます。

名優達を虜にする「ルヴォー演出」
是非とも多くの人に見て頂きたいです!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)