2014年6月18日水曜日

『昔の日々』明日から大阪公演!

『昔の日々』明日から大阪公演です!

現在、仕込み中!

先ほど舞台確認しましたが、
劇場の特性上、張り出し舞台面が
東京公演より低いのです!

梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでは、
『昔の日々』を、更に密な空間でお楽しみいただけます。


©源賀津己

舞台奥のセット、近くでご覧になりたい方!

バックステージツアー付きチケットをご購入いただいたお客様限定で、
6月20日(金)13時公演終演後、
6月21日(土)17時公演終演後にバックステージツアーを予定しております。

2014年6月12日木曜日

『昔の日々』イベントレポート!

本日で東京公演のすべてのイベントが終了しました!
以下、ブログ筆者のレポートです。

6/7(土)17:00公演 演出家デヴィッド・ルヴォーによるアフタートークショー

この日は、デヴィッド・ルヴォーさんによるアフタートークが行われました。

ルヴォーさん曰く、戯曲は川のようなもので、普通は戯曲の筋道をつなげる「橋」があるのですが『昔の日々』という戯曲は、その戯曲の「橋」を取り除いてしまっているのだそうです。それは、写実的な絵画に対するピカソに代表されるキュビズム(立体主義)のようなものだとか。

『昔の日々』とは、それぞれ都合通りに記憶している過去が、現実に追いついてくる話。
過去を必死で押し戻そうとしても、いつか必ず過去は現実の私たちに追いついくる。

ルヴォーさんは稽古のとき「今あなたはここにいるのか?」と必ず聞くのだそう。たとえ身体がそこにあっても、意識がそこにないと、そこに「いる」ことにならないからだそうです。

20分程でしたが、演出家アシスタントの薛珠麗さんの通訳の素晴らしさも相まって、
非常に内容の濃いアフタートークでした!

6/8(日)13:00公演 演出家デヴィッド・ルヴォーによる公開ワークショップ
 

デヴィッド・ルヴォーさんのワークショップを終演後に特別に公開!
参加俳優は、ルヴォーさんに「事前に何をするか知らされてないのに、参加してくれた勇敢な4人」と紹介された太田緑ロランスさん、矢崎 広さん、瀬戸さおりさん、入野自由さん。
実は制作スタッフ陣にも何をやるかは全く聞かされておらず…(ボールを二つ用意したのみ。)

《キャッチボールをしながら相手の名前を呼び、毎回相手に与える作用を変える!》というエクササイズから始まりました。簡単そうでかなり難しそうなエクササイズ。

次に、《誰も言語を辺境の地からやってきた人と、その人の通訳という設定でスピーチ》といったエクササイズ。

また、《前提がない質問(オープンクエスチョン)ではなく、《前提のある質問》をして、相手はそれを受け入れ即座に返答するというエクササイズがありました。
例えば、「奥さんはお元気ですか?」という質問は、相手に妻がいるという《前提》があります。
「奥さんいらっしゃいますか?」は《前提がない質問》(オープンクエスチョン)になります。
役者さん4人からは様々な質問とその答えが飛び出しました。

その後、役者さん(A)の後ろの別の人(B)がその人(A)の手となって手を動かし、その手の動きに合わせてAさんは会話する、というエクササイズなど!(写真はその模様)

もちろん全て即興で行われました!観ていて、こうして「役者」が生まれるのだな、と実感しました。

「役者」は時に孤立してしまうが、相手がいてこそ「芝居」が成立し、そこに人物「生きている」こととなるのだそう。そして、「芝居」は、相手がいる方が簡単なことが多いのだとか。

ルヴォーさんは、人間は皆、「片翼の天使」("Angel with One Wing")であると仰っていました。
舞台では、観客の皆さんが片翼になるのです。役者と観客の皆さんがそろうことで一緒に飛べるのだそう。素敵ですね!

最後は、劇場全体が温かい空気に包まれました!
ルヴォーさん、終了後も参加してくださった4人の役者さんたちのことを、非常に褒めてらっしゃいました!

6/11(水)14:00公演・18:30公演 6/12(木)18:30公演 バックステージツアー

 

バックステージツアー付きチケットをご購入いただいたお客様限定で、舞台にお上がり頂き、役者の目線で舞台を体感できるスペシャルイベント。世界的演出家 デヴィッド・ルヴォーの世界を表現する舞台セットを、肌で感じて頂ける貴重なツアーとなりました。

まず、スタッフによる舞台セットに関する説明があった後、参加者の皆様の質問タイム。舞台監督や舞台スタッフに「これは何を表現しているのですか?」「後ろのセットはどうなっているのですか?」といった様々な質問をされる参加者。

その後、いよいよ舞台上の見学ツアーへ。実際に、先ほどまで役者が立っていた場所で、セットを間近にご覧いただきました。参加者には、「見えない細部にまで、こだわっている」といった驚きや「舞台上からだと意外と劇場が小さく見える」といった発見があったようです。

大阪公演では6月20日(金)13時公演終演後、6月21日(土)17時公演終演後にバックステージツアーを予定しております。(チケットのご購入はローソンチケットへ)

2014年6月8日日曜日

やがて訪れる『昔の日々』(Old Times)

初日があけ、3日目が終了。
明日は休演日です。

終演後、劇場出口に〈『昔の日々』をご観劇されたお客様へ〉という
演出ノートの一部をお見せするチラシを置いています。
お読みになりたい方だけ、お持ち帰りください。

ただ、これは決して「正解」を提示するものではありません。

100人いれば100通りの解釈があって然るべきですし、
正直、筆者自身は昨日舞台を観て、
上記の演出ノートに書かれたこととは違った考えを持ちました。


 

難解。

確かに『昔の日々』は、
瞬時に「解せる」ものではありません。

しかし、思えば、
何事にも正しい解答などないのです。

「解らない」、「未知」であることこそ
世の中を彩り豊かにしているのではないでしょうか。

〔一寸先は闇〕という危さこそ、
人生の面白さであり、
それを『昔の日々』は提示してくれている、
そんな気さえするのです。

デヴィッド・ルヴォーさんの
公演プログラムの寄稿文お読みになられましたでしょうか?

The past is yet to come.
(やがて訪れる過去)

そう、過去はやがて訪れるものなのです。

『昔の日々』を観劇したという《過去》が
お客様に《追いついて》きたとき、
そこに何らかの気づきがあったら幸いです。

それは明日かもしれないですし、
10年後かもしれない。

それって素敵なことですね。

明後日も劇場でお待ちしています!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日) 

2014年6月5日木曜日

プログラムについて!!

公演プログラム(パンフレット)について



以前少しお伝えしましたが、

プログラム(パンフレット)にはデヴィッド・ルヴォーさん撮影のお写真掲載致します!!

デヴィッド・ルヴォーさんの視点の稽古場をご覧頂けるのです!

これ以外にも、
伊藤雅子さんセット模型写真。前田文子さん衣装デザイン画を掲載。

そして!!

デヴィッド・ルヴォーさんと

宮沢りえさんの対談佐藤友紀さんの対談など、非常に盛り沢山の内容です!!!

お楽しみに!!!
 
舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日) 

2014年6月4日水曜日

創作の現場!

舞台稽古。

ずっと見ていたいぐらい興味深い創作の現場。

幕開けから、鳥肌がたつほど…
そこは不穏で妖しい世界。


日生劇場の客席


役者さんだけでなく、

スタッフ全員が、
デヴィッド・ルヴォーさんを信頼し、
その期待に応えようとする姿。

その素晴らしいチームワークを見ているだけで、
素敵な舞台ができること、確信します。

全員が自信を持ってお届けするため、
明日も稽古に励みます。
 

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年6月3日火曜日

シアターゴーアー(theatregoers)の皆さん!日生劇場は…小さいです!

「日生劇場では大きすぎる」

よく寄せられるご意見です。

もちろん私も最初にこの話を聞いた時
「日生劇場って日比谷の!?あの日生劇場ですか!?…大きくありませんか!?」
って思いました。

そこで、ハロルド・ピンター作『昔の日々』(Old Times)の初演の劇場ってどんな劇場なのか調べてみると…

ウエストエンド(ロンドン)初演
1971年6月1日初日
オールドウィッチ劇場 Aldwich Theatre
客席数:約1,200席
昨年、Top Hat The Musicalが上演。

ブロードウェイ(ニューヨーク)初演
1971年11月16日初日
ビリー・ローズ劇場 Billy Rose Theatre (現・ネダーランダー劇場 Nederlander Theatre)
客席数:約1,232席
ディズニーのミュージカルNewsiesが上演中。

ウエストエンドやブロードウェイの劇場って、ミュージカル専用劇場ではありませんもんね…

日生劇場の客席

実は、本公演では日生劇場を1,000席以下にしています!
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでは800席以下!

あれ…小さい。

東京と大阪のシアターゴーアー(theatregoer)の皆さん!
日生劇場、そして梅田芸術劇場シアター・ドラマシティは小さいですよ!
(ウエストエンド・ブロードウェイ比)

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年6月2日月曜日

"Remarkable"なセット

本日、劇場仕込み!劇場にセットが!!

ルヴォーさんが劇場でセットをご覧になって一言:
"remarkable..."

久しぶりの辞書コピペ...
研究社 新英和中辞典
remarkable 音節re・mark・a・ble 発音記号/rɪmάɚkəbl|‐mάːk‐/
【形容詞】 (more remarkable; most remarkable) 
1a注目すべき,驚くべき. 
b【叙述的用法の形容詞】 〔+for+(代)名〕〔…で〕目立って. 
2非凡な,すぐれた,珍しい.


これも計算なのか...
日生劇場と非常にマッチしているのです!!

ルヴォーさんも思わずウットリしてしまうセット!

いつもブログでは、自分の語彙にはない言葉を使ってきておりますが、
劇場でセットを見て、私が発した言葉は以下の二つ:

ヤバーい!

すごーい!

内心:
「ルヴォーさんが言ってた、
[見ただけで『わー』ってなるセット]って、このことかっ!!!」

わっ!あと10分で退館時間!
明日も楽しみです。


舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月31日土曜日

これぞ"direction"

本日稽古場最終日!

あっという間の稽古期間。
本日の通しを見て、ルヴォーさんご自身も何か心動かされるものがあったようです…!


©星野洋介

これから劇場入りし、あの世界を舞台上で見れるかと思うと、
楽しみで仕方がありません。

ラストシーン…聞いただけで息を呑む衝撃の演出!
これは台本を読むだけでは分かりません…!

一つ一つシーンの細部のこだわり観客の印象を全て左右する。

だからこそ今日も多くのスタッフが、必死に作業してくださっています。
ルヴォーさんが指し示す方向("direction")に向かって。

これぞ演出("direction")ですね。

本当にシンプル。だから、より一層鮮烈な舞台。
是非「体感」しに来てください!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月30日金曜日

どうやらこのブログが気になるらしい...ルヴォーさん

やたらとブログを気にするルヴォーさん

~先日~

ルヴォーさん「ブログやってるって言ってたけど、どれぐらいフォロワーいるの?」

制作スタッフ「えーと、正確には計れないです。」

ルヴォーさん「でも、どれぐらい?」

制作スタッフ「多分3人ぐらいです。薛さんと、あとうちの会社の人2人ぐらい。」

ルヴォーさん「何書いてるの?」

制作スタッフ「ルヴォーさんに関するゴシップです。」

ルヴォーさん「え!」


~本日~

ルヴォーさん「ブログ、フォロワーどれぐらい?」

制作スタッフ「えーと、わからないです。」

ルヴォーさん「僕のツイッター載ってる?」

制作スタッフ「?いや、載ってません。」

ルヴォーさん「僕のツイッター載せていいよ」


ということで...
ルヴォーさんのツイートをご紹介。
先日観劇された『レディ・ベス』の感想ツイート

ルヴォーさんの素敵な写真ツイート

実は!!!
本公演のプログラム(パンフレット)には
ルヴォーさんが撮影された稽古場写真
掲載されます!!

そう、つまりは、
ルヴォーさんの「視点」からの稽古場が見られるのです!

その他、プログラムは盛りだくさんの内容...
詳細は後日!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

【演劇ファン必見!】『昔の日々』演出家 デヴィッド・ルヴォーによる 公開ワークショップ 参加者決定!

『昔の日々』演出家 デヴィッド・ルヴォーによる
公開ワークショップ 参加者決定!


デヴィッド・ルヴォーによるワークショップ参加者はこの4名!

太田緑ロランス (おおたみどりろらんす)
矢崎 広 (やざきひろし)
瀬戸さおり(せとさおり)
入野自由(いりのみゆ)

6月8日(日)13時公演をご観劇のお客様全員
このワークショップをご観覧できます!
(所用時間は約1時間)

シーンスタディ(台本を使用し、シーンを演じて、演出指導を受けるスタイル)とエクササイズ(台本を使用せず独特の動きと即興で役者の体と心を開いていくスタイル)がありますが、今回はエクササイズ型のワークショップ。

6月8日(日)13時公演をご観劇頂ければ
デヴィッド・ルヴォーさんが、どう役者と向き合うのか
「覗き見」することが出来ますよ!

演劇ファンには必見のワークショップです!

参加俳優からコメントが届きました♪

太田緑ロランスさん

<コメント>
デヴィッドは、いつか本当にご一緒したい演出家です。 今回は短いワークショップですが、その中で何が発見できるか、私自身楽しみです。

矢崎広さん

<コメント>
このような機会に出会えてとても幸せです。 これからの俳優人生の貴重なヒントをしっかり肌で感じるためにも、臆せずアグレッシブにルヴォー氏のワークショップを楽しみたいと思います。

瀬戸さおりさん

<コメント>
以前ルヴォー氏のワークショップを見学させて頂いたことがありましたが、 今回直接指導を受けられるチャンスを頂き、本当に光栄に思います。 お芝居できることが心から嬉しいです。頑張りますので、宜しくお願い致します。

入野自由さん

<コメント>
世界的に活躍されているデヴィッド・ルヴォー氏のワークショップに参加出来ること を心から嬉しく思います。 今回の「公開ワークショップ」は僕にとって初めての経験 です。自分でも感じたことの無い感覚、表現がこの場で生まれる。そう確信しています。全身全霊でこのワークショップに挑みたいと思います!


当初男女1名ずつ参加者を予定しておりましたが、
多数ご応募頂き、演出家と相談の上、上記4名の俳優さんにご参加頂くこととなりました。 
たくさんのご応募ありがとうございました。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月29日木曜日

愛とは「捉え難い」(elusive)もの

如何に「愛」とは「捉え難い」ものか("How elusive love is")

あるシーンを表現するのにルヴォーさんが使った言葉です。
これがこの作品のテーマの一つでもあるよう。

ディーリィケイトアンナ

彼らの間には、いったいどんな「愛」があるのでしょう。
これは、おそらく劇場で「体感」しなければわかりません。


©星野洋介

ピンターの戯曲って「難解」といったイメージがありますが、

筆者が言える事はただ一つ:
そんなことはないです

こんなにも感性に訴えかける戯曲って
なかなかないです。

本で読むのではなく、
実際に演じられたものを「体感」しないと、味わえない。

こんなにも「演劇」のために書かれた芝居ってあるでしょうか?

そして、素晴らしい演出でないと味わえません!

ルヴォーさんの演出プランの全貌は、
それはもう、聞いているだけで、ゾクゾクするほど!

こんな奇跡が日本で実現。

劇場で観るのが待ちきれない。
ただただ、そんな気持ちにさせられます。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

おけぴ管理人の感激観劇レポートに『昔の日々』稽古場レポートがアップされました!
■2014/05/20 ハロルド・ピンター×デヴィッド・ルヴォー『昔の日々』稽古場レポート
 http://okepi.net/kangeki/archives/16992

『昔の日々』げきぴあの特別連載がスタートしております!
■VOL.1 翻訳・谷賢一さん コメント
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol1.html
■VOL.2 演出家アシスタント・薛珠麗さん コメント
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol2.html
■VOL.3 麻実れいさん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol3.html
■VOL.4 堀部圭亮さん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol4.html
■VOL.5 若村麻由美さん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol5.html

2014年5月28日水曜日

演劇とは「媒体」(media)

筆者がルヴォーさんとお話しして、印象的だったこと。
それは、ルヴォーさん曰く、
演劇とは「メディア」であるべき、と。

人と人をつなぐ「媒体」。

ルヴォーさんの根底には非常に強い思いがあって、
社会を変える手段として「演劇」を見ているのだ。

そう思いました。

『ルドルフ ザ・ラスト・キス』で演出を受けた
井上芳雄さん
「ルヴォーは演劇で世界を変えられることを教えてくれました。 その思いを持って、僕は今も舞台に立っています。」
と仰っていた通り。
©星野洋介

ルヴォーさんの作品の根底には
まっすぐで曲がらない思いがある。

ルヴォーさんの稽古場、そして、
そこから生まれる芝居は、
役者だけでなく、明日への「希望」(hope)を抱かせてくれるのです。

だからこそ、人を惹き付けて止まないのでしょう。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

おけぴ管理人の感激観劇レポートに『昔の日々』稽古場レポートがアップされました!
■2014/05/20 ハロルド・ピンター×デヴィッド・ルヴォー『昔の日々』稽古場レポート
 http://okepi.net/kangeki/archives/16992

『昔の日々』げきぴあの特別連載がスタートしております!
■VOL.1 翻訳・谷賢一さん コメント
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol1.html
■VOL.2 演出家アシスタント・薛珠麗さん コメント
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol2.html
■VOL.3 麻実れいさん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol3.html
■VOL.4 堀部圭亮さん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol4.html
■VOL.5 若村麻由美さん インタビュー
 http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol5.html

2014年5月27日火曜日

「親密さ」(intimacy)

通し稽古。

ルヴォーさんの真剣な眼差し。
鉛筆を握り、白い紙に何やら沢山のメモを。


©星野洋介
稽古場でのルヴォーさん。
「セクシーで危険な戯曲」
『昔の日々』とはどんな戯曲か?という質問に、まずこう答えるルヴォーさん。

あるシーンでは、登場人物の間の
「親密さ」(intimacy)を表現するのに、
細かく演出を加えて行かれます。

表面的で浅薄な過激さではないからこそ、よりセクシーなのです。

静けさの中にある凄烈さ。

これは劇場でしか「体感」できません。
これこそ演劇の魅力だと思います。

おけぴ管理人の感激観劇レポートに『昔の日々』稽古場レポートがアップされました!

■2014/05/20 ハロルド・ピンター×デヴィッド・ルヴォー『昔の日々』稽古場レポート
http://okepi.net/kangeki/archives/16992

『昔の日々』げきぴあの特別連載がスタートしております!

■VOL.1 翻訳・谷賢一さん コメント
http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol1.html

■VOL.2 演出家アシスタント・薛珠麗さん コメント
http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol2.html

■VOL.3 麻実れいさん インタビュー
http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol3.html

■VOL.4 堀部圭亮さん インタビュー
http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol4.html

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月26日月曜日

「記憶」(memory)と「欲望」(desire)

演出部さんたちが残って作業中。

こうして作業して下さる方々がいるからこそ、舞台は成り立つのです!

写真は稽古用小道具

言葉では伝わらないぐらい濃密な稽古になってきています。

以前にも少し触れたのですが、
『昔の日々』(Old Times)というタイトルで
テーマが「記憶」(memory)と聞くと、
なんだか叙情的(lyrical)のような感じがします。

ただルヴォーさん曰く、
ハロルド・ピンターがこの作品描く
「記憶」とは「過去」のことではなく、鮮烈な情景として浮かぶ「現在」なのだそう。

「記憶」(memory)と「欲望」(desire)についての最も優れた作品。

その意味がだんだん稽古を見ていて分ってきました。

ルヴォーさんといえば!という色に染まった舞台、ご期待ください。


『昔の日々』げきぴあの特別連載がスタートしております!

■VOL.1 翻訳・谷賢一さん コメント
http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol1.html

■VOL.2 演出家アシスタント・薛珠麗さん コメント
http://community.pia.jp/stage_pia/2014/05/vol2.html


舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月25日日曜日

演劇で好きなもの全て(everything we love in the theatre)

稽古休み明けの昨日から、
より綿密に一幕冒頭から演出されているルヴォーさん。

より細かい指導が入り、非常に緊張感がある稽古場です。
その稽古に見入る超一流の美術、照明、音響、衣装デザイナーさんたち。

Conversations with Pinter
 
劇中歌のシーンを見ながら、冗談まじりに
"It's like a musical!"(ミュージカルみたいだね!)と仰るルヴォーさん。

そして、微笑みながら、この芝居は、
"mini collection of everything we love in the theatre!"
(私たちが演劇で好きなものが、小さい中に全部詰まってる!)と。

ふざけながら仰っていた言葉ですが、
実は本当にそのとおり、

この三人舞台に、
一流の台本、演出、翻訳、演技、美術、照明、音響、衣装、ヘアメイク...
全てが詰まっているのです。

凝縮され、濃密に。

演劇ファンには絶対に見逃せない舞台になること間違いなしです。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月24日土曜日

「間」(pause)の破壊力

稽古をしていて、
ルヴォーさんは、ずっと台本を持っていらっしゃるわけではないのですが、

「ん?いまそこに”間”(pause)がなかった?」

とすぐに台本の細部にお気づきになります。

台本をそれだけ読み込んでいらっしゃるのからなのか、
ルヴォーさんの体に染みついているからでしょうか、
瞬時にお気づきになるのです。

それもそのはず、
ピンター戯曲には、この「間」(pause)がものすごく重要なのです。

その「間」には、張りつめた空気感が漂い、
それは、相手を破壊するかのように作用するのです。

その「間」があるかないかで、そのシーンのスリリングさを左右します。

考えてみると、日常の会話の中でも、
「間」って、非常にいろんな意味合いを持っていませんか?

ピンターはこの短い戯曲の中で、
人間の生態をすごく面白く描いているのです。

「ハロルド・ピンターの戯曲」って聞くと、
非常に小難しく聞こえますが、そんなことはない、
「ピンターってなんて面白いんだろう!」と
稽古を通じて感じます。

言葉で説明できないのが悔しいぐらい、
この舞台を皆さんに「感じて」ほしいと思います。


~稽古後の一枚~

デヴィッド・ルヴォーさん、実は趣味はカメラ!
ルヴォーさんが見ている世界、いずれ皆さんにお見せできるかもしれません…お楽しみに!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月22日木曜日

「繰り返し」(repetition)

ルヴォーさんが本読みで仰っていたこと。

ピンター作品には「繰り返し」(repetition)が多いそうです。

英語ってあまり「繰り返し」を好まない言語、
っていう印象があったのですが、ピンターは逆。

それが「英語という言語を変えた」といわれる所以かもしれません。
Harold Pinter
同じ言葉を繰り返すことには
様々な効果があることが、次第に見え始めてきました。

たとえば昨日は稽古の中では、
"use her words against her"
(彼女の言葉を彼女に「対して」「逆らって」使う)
とルヴォーさん仰っていました。

同じ言葉を使うことで、攻撃にもなるのですね。



昨日の稽古終わり。

ルヴォーさん「hope(望み)を持ちましょう」

皆さん   「はい...」

ルヴォーさん「のぞみ!こだま!」

皆さん   「(苦笑)」

そこから深い話に。

ルヴォーさん「【のぞみ】が【ひかり】より速いって聞いたとき、この国の文化は素晴らしいな("brilliant!")って思いました」

ルヴォーさんならではの視点!

ルヴォーさん曰く「稽古はこれからが本番」という時期に入って行きます。
稽古を見ているだけで楽しいです。

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月21日水曜日

麻実れいさんは、オクトパス。

~某日~

ルヴォーさん「麻実れいさんは、オクトパスだね。」

制作スタッフ「オクトパス...?」
*octopus(オクトパス)...タコ(蛸)

ルヴォーさん「タコ。」

制作スタッフ「???」

ルヴォーさん「ターコさん。ターコ、タコ、オクトパス。」
*ターコさん...麻実れいさんの愛称

高度すぎる!!!!!!!!

日本語ネイティブの
想像を遥かに超えた高度すぎるジョーク!!!!!!!!

~今日の稽古後終了後~

制作スタッフ「これなんだか分かりますか?」
ルヴォーさん「?」


制作スタッフ「オクトパスさんの昔の日々です。」



ルヴォーさん「??」


制作スタッフ「これレット・バトラーなんです。」

ルヴォーさん「あーー!宝塚の!アメージング!」

制作スタッフ「一つ差し上げます。」

梅田芸術劇場の宝塚歌劇公演名物キューピーを
演劇界の巨匠に差し上げることができ、
光栄でございます。


舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月20日火曜日

色々な彼女(She)

英語の三人称の"She"(彼女)。

原文では同じ"She"なのですが、訳し方によって、日本語では大きく印象が変わる言葉です。

ハロルド・ピンターの意図を読み解かれた上で、
日本語の翻訳では色々な訳語がついています。

演出家アシスタントの薛さんが"She"のそれぞれ訳語を
ルヴォーさんにご説明。

その解説を聞いた後に、ルヴォーさんが一言。

(日本語で)「日本語むずかしいですね〜」

(たまに凄く流暢な日本語を話されるので、実は日本語が全部聞き取れているのではないかと疑ってしまう程...!)

日本ではあまり一般的ではないピンターですが、

英語の"Pinteresque"(ˌpɪntərˈɛsk、ピンタレスク)として形容詞化され、
単語が辞書に載るぐらい「英語」という言語を変えた革命的な存在なんだそうです。


Harold Pinter (Writers Lives)
英語圏では「ハロルド・ピンター」について書かれた著書が多数存在します。

"
Pinteresque"(ピンタレスク)を日本語訳すると、
「ピンターっぽい」、「ピンター風」。

ルヴォーさん曰く
ピンター劇をピンター風にやったらダメ!」とのことなんです。
確かに、「ピンターっぽい劇」とか「ピンター風の劇」だったら、
本物のピンター劇をお見せしていることにはなりません。

毎日、非常に知的探究心がそそられる現場です。

今日の稽古場は、ルヴォーさん曰く、
「一日分のピンターはやりきりました!」
ということで、
少し早めに終了となりました。

本番に至るまでの「稽古」とは凄い「道のり」なのだなぁ、と実感しました!

舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)

2014年5月19日月曜日

「直感」(intuition)こそ全て

ルヴォーさんが役者さんをお褒めになるときに、お使いになる言葉。

直感」(intuition)

ルヴォーさんは素晴らしい役者さんを表現するとき、
日本語で「直感がいい」と仰るんです。
(その後に"has a good intuition"と英語で言い直されます)

あの人は直感がいいね

最高の褒め言葉のようです。

若村麻由美さん、麻実れいさんは
過去の演出作品で、その「直感」力を実証済み。
そして、今回ルヴォー作品初参加の堀部圭亮さんも
ものすごい「直感」をお持ちのようで、
ルヴォーさんは今回このお三方が揃って、とても嬉しいとのこと。

今日から稽古場は、実際の舞台に近いものに。
稽古場に張り出し舞台が登場!
少し傾斜がある八百屋舞台になっております。

これから稽古もどんどん深みが出て行くことでしょう!
益々実際の舞台が楽しみです。

『昔の日々』PR映像


舞台『昔の日々』作:ハロルド・ピンター 演出:デヴィッド・ルヴォー 出演:堀部圭亮 若村麻由美 麻実れい
■東京 日生劇場 2014/6/6(金) ~ 6/15(日) ■大阪 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ 2014/6/19(木) ~ 6/22(日)